産後うつ?

今回はオーストラリアでJ2君<第二子>出産後に産後うつになったんじゃないかと思ったときの話をします。
海外在住のお母さんだけに限らず、日本に住んでいても実家が遠くてなかなか助けをお願いすることができないママたちがたくさんいると思います。
育児ノイローゼや産後うつになりやすい環境がととのってますよね。 
なので今回の記事は、海外在住ママだけでなく日本で育児頑張っているお母さんたちにも、同じような境遇の人もいるんだなと感じてもらえたら嬉しいです。

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始まりはいつから?時系列で見てみる。

1.第二子出産直後(~産後2カ月)
前に書いた子宮頸がんの円錐手術後の出産記録の記事にもありますが、J2君は34週で生まれました。(低体重児)
そのころから、私自身の心と体のバランスが崩れていたような気がします。

第二子産後に変わったことは、心配性になった事です。
私自身保育士と言うこともあって、第一子の産後初めての子育てで迷ったことは沢山ありましたが、あまり動揺したり心配する性格ではありませんでした。
J1君の体調不良時や黄昏泣きも、そんなもんだって感じでどっしりしてたと思います。
でもでも二人目の産後は何事も心配で、グズってるだけでどこかが痛いのか痒いのか等々異常なほど心配してました。

2.子供が寝てても寝れない夜(産後3カ月~産後5カ月)
出産してからしばらくすると、子供もようやく寝るようになり本当はお母さんの体調もちょっとずつ回復しますよね。
私の場合、そこで全然寝れなくなりました。
寝れないことへの焦りと疲れ回復できずに明日を過ごす明日への恐怖感からもっと寝れなくなりました。

3.日本へ1カ月の一時帰省(産後6カ月)
普通は実家に帰省すると結構休めると思うんですけども、私たちの場合は日本に帰ってもずっと旅行状態なんです。
お互いの家はもう私たちの部屋もないので、Airbnbを借りました。
私の実親は再婚相手の家に住んでいるし、お邪魔しまーすって感じですね。(笑)
楽しい思い出がたくさんできたので、すごく嬉しいかったですしリフレッシュできたとは思います!

4.すぐに仕事復帰(産後7か月頃)
日本からオーストラリアに帰国してすぐ仕事に復帰しました。
復帰後は少し寝れるようになり、やはりちょっと育児ノイローゼ気味だったのかなあと思いました。大人と過ごす時間って大切ですよね。

5.コロナでロックダウン(産後10カ月)
少しずつ、不眠も改善していたころにコロナが来ました。
コロナの影響でロックダウンが3月末から始まりました。仕事はもともと様子を見るためにカジュアルでしていたので見事に仕事はなくなりました。

6.脱腸での緊急手術(産後10カ月)
私の中で、この出来事が私のメンタルがズタボロになり始めたきっかけだと思います。
我が家がダッチョ家族(脱腸家族)なのは、<こちら>の記事で書いたのですが、J2君も生後数週間から脱腸気味なことはわかっていました。
オーストラリアと日本の医療の違いは、日本は最悪の事態になることを予想して対策や予防案を提案してくれるのに対して、オーストラリアは「まあ、起きてないからどうしようもないねぇ~」的な感じです。
それはそれで、結果的に不必要な治療も減るので理にかなってはいますが!
我が家のJ2君は不運なことに、コロナ中に脱腸の中でも一番最悪の事態<嵌頓かんとん>になってしまったのです・・・
色んな手術がキャンセルされている中、コロナでひっ迫している緊急病院に入院して手術はマジで一時も心休まる時なんかありませんでした・・・
手術は無事終わり、帰ってからはまたロックダウン生活に戻ったのですが・・・

もうこの頃には、自分の体が自分じゃない感じが凄くしました。
天井をボーっと見つめる事が精いっぱい。ご飯も食べれないし、大好きだった料理もする気が起きない。
何もしてないのに疲れて。でも何もしてないから眠れない。
こんな日々の始まりでした。

明らかな変化はあったのか?

明らかに前の自分とは全く違う自分が居ました。

  • 疲れがとれない(どちらかというと体力ある女子でした。)
  • 体重が減る(万年ダイエットしていたのに)
  • 食欲がない(大食いなのに)
  • ベットからでれない(昔から寝起きはめちゃくちゃ良い)
  • 子供のお世話が出来ない(責任感強めなのであまり怠ることはなかったです)

私がした行動

自分でもよく決心したと思うところなのですが、自分が自分じゃなくなってから5日くらいですぐにGP(かかりつけのお医者さん)に行きました。
病院に行くと相談したかった事を忘れて、いつもスッキリせず帰っているので今回は言いたいことをすべてメモして行きました。

病んでいたり疲れ果てている時って、病院に行くほどの十分な理由では無い様な気がして自己解決しようとしがちですよね?
実は私の母は、私がまだ小学生だった時から長くうつ病を患っていました。
高校生になってもそれは続いており、等々死にたくなってしまった時もあったそうです。シングルマザーでしたし、その状況を目の当たりにして育った私にとって、私もそうなるんじゃないか?という恐怖感があり自分一人で闘える相手じゃないのが分かっていました。

もちろん、すぐ病院行こうと思えたわけじゃないですが、ジェイぱぱや子供たちへの思いもありこんな事で落ち込んでられない!と思って予約しました。

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病院に行った結果

私の家族全員がお世話になっているGPの先生で、普段の私との差が凄いから気分が落ち込んでるって話すのも嫌だな・・・って感じだったんですが!
そこはやはりプロだな~って思いました。
相談したら、めちゃめちゃいつもの感じで

そんなこともあるよ~!!んで、どう?眠れてる?
死にたいと思う時はある?全部教えて!頑張ってる証拠~


と普通に話してくれました。私的にはもっと深刻な感じで話すと思ってたので産後うつかもって言って診察に行ってるのに結構笑いもありました。(もちろん、涙もたくさんありました!)

気になる診断はというと!
ありませんでした。

先生曰く<産後うつか育児ノイローゼなのかただの疲れなのかは関係ない。自分が疲れたと思うときに、休める環境作りが大切。>だと。

私は思いっきり病は気からタイプなのでそこら辺はグレーにしてくれて今ではめっちゃ感謝しています!!!!

処方された薬は?

この時に処方された薬は2種類。
1.Valdoxan<抗うつ剤>
2.Imovane<睡眠薬>


この2つが出ました。抗うつ剤は結構色々あるみたいですが、<絶対に依存したくない>という私の強い希望で(ドラマの見過ぎと言われました笑)、このいつでも止めれる・どちらかというと自律神経を整える働きがあるValdoxanになりました。
大体の抗うつ剤は、急にやめると副作用でWithdrawalという後退現象が起きるそうで、その結果としてまた薬を服用し依存に向かう人が多いみたいです。
ただこのValdoxanはすごく高価で、ひと箱28錠入りで約80ドルでした。(笑)

Imovaneは、一般的な睡眠薬でこれは初診の日から3日間だけ毎日飲んで寝てと言われました。(3日後に再診予定だったので)
ちなみに、先生のアドバイス通りジェイぱぱの協力のもと3日間別室で一人で爆睡しました。朝も自分の目が覚めるまで起こされない環境で過ごしました。(大感謝)

薬の依存性はあったのか?

結果から言うと、ありませんでした。
先生の指示通り、体調が良くなってもValdoxanは冬の間4か月分は飲み続けました。(冬は日照時間も晴れの日も少ないし憂鬱になりやすいらしい)
3カ月を過ぎたころから、飲み忘れて寝てる時もありましたが、<忘れれるくらいなら大丈夫>と言われました。

睡眠薬は、ジャンキーに転売しない事を条件に(笑)30錠分処方してくれましたが、1年弱経つ今でもまだ飲み終わっていません。
2日、3日寝れない日が続いて明日ごろには頭おかしくなるかもと思ったら飲んで爆睡するようにしています。w

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今の私からのヒトコト

この記事をここまで読んでいる人は、なにかしら産後に鬱っぽさを経験している人・していた人ですよね。お互いお疲れ様です。
皆さんのおかげで世界の子供たちが笑えています。
産後うつは、抗うつ剤で治るわけではありません。その時の症状を緩和するだけで、完治はしません。
子供が小さい場合は、時間が解決することもあるかもしれませんが再発を防ぐためにも、無理をしないサポート環境を作る事がとても大切だと思います。
まず、病院に行って頓服的に薬に頼っても良いので母業務を通常営業できるくらいまで回復することが第一目標・そして通常営業をむりせずできる環境作りが最終目標だと思っております!

シドニー在住でWomen Healthに強い日本人先生の紹介もできるので、もし知りたい方がいればコメントください!
一緒に頑張りましょう☆


バイリンガル保育士SAYAKA

バイリンガル保育士SAYAKA

シドニー在住のジェイ家族です。パパはオーストラリアのお堅い情報・ママは子育て情報発信します!
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